あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
あたしは優也にフラれたんだ……。


あぁ、告白する前に分かっちゃたよ。


でも、告白する前でよかったかも。


あたしは婚約者がいる身なんだから。


あたしは自嘲気味に笑う。


「さや、どうした?」


あたしの様子が変だと思ったのか、お父様があたしに声をかけた。


「いえ、それでは優也に挨拶して来ますね」


あたしは席を立ってドアに向かう。


「あ、さや待て」


「はい?」


「優也はもう出ていったぞ。今日の朝早くに」










時間が停まった気がした。



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