あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
「雪にも悠にも言ってなかったよね」


そう言ったのは優也だった。


優也はあたしのことを引き寄せた。


「まさか、さやの好きな人って優也先輩なのか!?」


「え?婚約してるんじゃないの?さやって……」


驚いた表情をする悠と雪。


でも、何か勘違いしてるんじゃ……?


「僕達、婚約したから。だから、手ぇ出さないでね。特に悠?」


優也は不敵な笑みを見せた。


「……は、はい」


悠は少したじろいだ。


先輩には勝てないもんね。


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