あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
あたしはそこまで書いて日記帳を閉じた。
「さや、何書いてるの?」
「ナイショ」
優也があたしの分の紅茶をあたしの机に置いた。
執事を辞めてからもこの習慣はまだ残っている。
優也の淹れた紅茶はとてもおいしい。
あたしは優也が淹れた紅茶に口をつけた。
「おいしい」
「そりゃ、さやのために淹れたんだから」
優也も紅茶に口をつけた。
「ね、あのとき雪に何て言われたの?」
「さやのこと、一生大切にしなさいって。もちろん、そのつもりだけどね」
優也は優しい瞳をして微笑んだ。
~END~