あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
「……ん」
ふと気がつくと、保健室に西日が差し込んでいた。
どうやら、あたしは眠っていたらしい。
今何時かな……?
あたしは時計に目を向ける。
けど……、
ぼやけてる……?
時計がちゃんと見えない。
それに、身体が熱い。
「……や。……さや」
ふと、聞き慣れた声があたしの耳をくすぐった。
でも、誰なのか思い出せない。
それくらい、今のあたしはボーッとしていた。
「……だあれ?」
「優也だよ」
優也はクスリと優しげに笑った。
「ゆう、や……」
あぁ、思い出した。
あたしの好きな人だ……。