あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
「朝から熱いわね~」


「雪!優也が離れてくれないの。助けてよ~」


雪はやれやれ、と肩をすくめただけで、助けてはくれなかった。


ふと、優也を見ると、ニヤリとイジワルそうな笑みを浮かべていた。


絶対わざとだ!!


あたしが困ってるのを見て、楽しんでるに違いない!



「優也先輩、何か用事があって来たんじゃ……」


悠はあたしが困ってるのを見かねてか、助け船を出してくれた。


ありがとう、悠!!


優也は、そうだったとつぶやいて、ようやく離してくれた。


< 234 / 343 >

この作品をシェア

pagetop