あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
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「あー、キスマーク発見!!」
「え、ウソ!?」
雪はあたしの首元を指差して言う。
あたしは慌てて首元をワイシャツで隠した。
「もう雪、声大きいって」
周りに聞かれてるんじゃないかと、周囲を見渡す。
幸い、周りには聞かれてなかったらしい。
あたし達のことなんて気にせずに、みんな通り過ぎる。
まぁ、隣には悠がいるんだけどね……。
悠は聞いてないふりをしているのか、そっぽを向いていた。
告白されて一時は戸惑いもしたが、今は普通に接している。
当の本人はどう思ってるのかあたしには見当もつかないけど。