あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
まるで何の悩みもなさそうな顔である。


なんか腹立ってきた。


だからあたしは、


「えいっ」


と、悠の鼻をつまんでやった。


「いてて、なにすんだよ」


「別に~、ただやりたかっただけ。ふぅ、すっきりした」


あたしはパッと手を離す。


悠は痛そうに鼻を押さえながら言った。


「そういえば今日、霧島先輩休みなんだってさ」


「ふーん」


「よかったな。今日は絡まれることないだろ」


「まぁね」


あたしがそう答えると、悠は満足したように笑って、


「テスト頑張ろうな」


と言って、自分の席に戻っていった。


悠と話したおかげか、少しだけ心が軽くなったような気がした。


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