あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
お昼休みになると、みんな一斉に机に突っ伏していた。
残っているテストは、後一教科だけだ。
一日で五教科って結構キツいよ~。
ため息をつくと同時に聞こえてきたあたしの携帯のバイブ。
あたしは通話ボタンを押して、電話に出た。
『やっと出た。出るの遅いから切ろうかと思ってたとこだよ』
聞こえてきた声は、いつものようにイジワルそうな優也の声だった。
「ごめんごめんみそれで、どうしたの?」
『ちょっとさやの声が聞きたくなってね』
そう平然と言ってのける優也。
「…………」
『さや?あ、もしかして照れてる?』
「う、うるさいっ」
『へぇ、ふーん。そうなんだ?』
電話の向こうから聞こえる優也ののクスクスという笑い声。
絶対楽しんでる!
顔は見えないけど、簡単に想像できる。