あたしのイジワル執事様!?【続編更新中】
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「君、この間の作戦失敗したんだってね」
「はい。申し訳ございません」
黒服の男は、ソファに座っている男に向かって頭を下げた。
その男の顔は恐怖に歪んでいた。
対するソファに座っている男は冷たい目で男をただ見下ろしていた。
「・・・・・・君、使えないね」
男は吐き捨てるように言うと、黒服の男の顔を蹴り飛ばした。
黒服の男はうめき声を上げ、顔を抑える。
「何のために僕があそこまでしたと思ってるの?」
そう言って男は何度も何度も黒服の男の腹に蹴りを入れる。
蹴られた男はうめきながら吐血した。
男はひとしきり蹴ると、ふぅと息を吐いて、扉の側に立っていたもう一人の男に目を向けた。
「コイツ、片付けておいて」
「かしこまりました」
男は丁寧に返事をすると、黒服の男を連れて部屋を出ていった。
静かになった部屋で男は一人、最近撮ったばかりの写真を見つめる。
「ふふっ。ははははっ。恐怖に歪んだ顔もサイッコーだよ!ね、さやちゃん?」
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