*憧れの先輩と同い年のアイツ*
―由衣の言葉をきっかけに、午前中、美加はずっと有志の事を考えていた。
気が付けば既に昼休みになっており、昨日と同じ様に、竜也と屋上にいた。
手にしているのは、いつもと同じクリームパン。
今日は1個ずつ買うことが出来た。
「じゃあ喰うか!」
『…うん!』
元気に答えた美加ではあるが、こうして竜也を前にしても、有志の顔が浮かんでいた。
美加も有志も、学校を休むことは滅多になく、休むとなると、必ず互いに連絡は入れていた。
しかし、昨日も今日も、有志からの連絡はない。
いつも冗談を言う有志に、美加はからかわれてばかりのように感じていた。
だが、美加が落ち込んだ時は、誰よりも真剣に話を聞き、いつも以上に笑顔で励ましてくれていた。
気が付けば既に昼休みになっており、昨日と同じ様に、竜也と屋上にいた。
手にしているのは、いつもと同じクリームパン。
今日は1個ずつ買うことが出来た。
「じゃあ喰うか!」
『…うん!』
元気に答えた美加ではあるが、こうして竜也を前にしても、有志の顔が浮かんでいた。
美加も有志も、学校を休むことは滅多になく、休むとなると、必ず互いに連絡は入れていた。
しかし、昨日も今日も、有志からの連絡はない。
いつも冗談を言う有志に、美加はからかわれてばかりのように感じていた。
だが、美加が落ち込んだ時は、誰よりも真剣に話を聞き、いつも以上に笑顔で励ましてくれていた。