*憧れの先輩と同い年のアイツ*
「あと少し!がんばれ!!」
少し先にいる有志は時々振り向いては、美加に声を掛けた。
『待ってってば~』
「ははっ!待てねーし。」
バタバタと走る美加を、有志はいつもの笑顔で見守っている。
有志に追いつこうと、美加は必死に走った。
おかげで、今日も遅刻せずに済んだのだった。
『間に合ったぁ~』
「だから余裕だって言ったじゃん?」
有志がクシャっとした笑顔を見せた。
見慣れたはずの笑顔に、胸はドキドキする。
『だね//ありがとう。』
「じゃあ、放課後な!」
『あ…うん、後でね。』
思わずそう答えてしまった美加の脳裏には竜也との約束がよぎった。
少し先にいる有志は時々振り向いては、美加に声を掛けた。
『待ってってば~』
「ははっ!待てねーし。」
バタバタと走る美加を、有志はいつもの笑顔で見守っている。
有志に追いつこうと、美加は必死に走った。
おかげで、今日も遅刻せずに済んだのだった。
『間に合ったぁ~』
「だから余裕だって言ったじゃん?」
有志がクシャっとした笑顔を見せた。
見慣れたはずの笑顔に、胸はドキドキする。
『だね//ありがとう。』
「じゃあ、放課後な!」
『あ…うん、後でね。』
思わずそう答えてしまった美加の脳裏には竜也との約束がよぎった。