*憧れの先輩と同い年のアイツ*
昼休み、竜也に断りを入れ、美加は久しぶりに由衣と昼食を取ることにした。


ここ数日のもやもやした気持ちを相談したかったのだ。


教科書を片付け、美加は由衣の机に向かった。



『ご飯買い行こ?』


「うん!そういえば、有志って今日は来てんだよね?あいつも誘おうよ」


『え……二人で食べようよ!色々話したいこともあるし…』


「何言ってんのよ。有志いても話せるじゃん?呼びに行くよっ!!」



有無も言わさず、由衣は美加の手を掴み、有志のクラスへと向かった。


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