幼馴染と甘い夏【短編 】
海の家
さてさて。
いよいよ、バイト初日っ♪
あたしは海の家のみ担当。
愛理は、午前中はペンションのお手伝い。
よって、あたしは先に海の家に向かい、お掃除や開店準備をして、お客さんの呼び込みをするんだ。
昨日挨拶を済ませた、ほかのバイト仲間と一緒に、海の家の中をお掃除する。
あたし達以外は地元の子達。
去年から知ってる子もいるから、楽しい。
翔ちゃんは哲平兄ちゃんと荷物運びとか言ってたな、と翔ちゃんの顔を思う浮かべ、同時に昨日のキスを思い出して赤面する。
あたしってば、あんな声ッ。
恥ずかしすぎるよぉーーー。
と、一人で顔を覆っていると、バサッと何かがあたしの頭に被さった。