幼馴染と甘い夏【短編 】


店内へ戻ると、海側からもお客さんが入り始め、テーブル席が埋まり始めていた。

急いで、お冷を配ったり、オーダーを取りに行く。

座敷席も広いうちの店は、親子連れのお客さんも含め、幅広い年齢層の人が集まっていた。


すいませーん!という声に、オーダーを取りに行くと、若い男の人達。

「お姉さん、可愛いね~。いくつ?」

「22デス。ご注文は?」

「おおっ!いっしょいっしょ~。俺らも22~。」

・・・だから、注文は何か、きいてんデショー!! っと、心で叫んでにっこりスマイル。


「はあ、ソデスネ。で、ご注文は?」

「あ、とりあえず、ビール4つね。あとは、アリサちゃん♪」

・・・勝手に名前で呼ぶな~!(名札つけてるから、一目瞭然なんだけど)

・・・ってゆーか、お前ら、飲む前から酔っ払いか!!


って、心で罵って、ニッコリスマイル。

「はい、ビール4つですね。以上で~。」


ここは、勝手にスルーしてしまおう。






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