幼馴染と甘い夏【短編 】
酔った体に、ひんやりとしたシーツの感覚が気持ちよく、ふかふかのベッドの感覚に、そのまま体を預ける。
「アリサが欲しいんだ。キスだけじゃ、足りない・・・」
それは、あたしも同じ。
翔ちゃんが、欲しい。キスだけじゃ満足できない。
もっともっと、触れて欲しい。
だから、答える代わりに、目を閉じた。
唇を重ねてくる翔ちゃんの、肩をぎゅっと抱きしめる。
今度のキスは、貪るように最初から深いキスで。
リップ音と、自分の声とが入り混じる。
いつの間にかTシャツをめくって、ブラを外して胸に忍び込む、大きな手。
いくらあたしの胸が大きめでも、翔ちゃんの手にはとても小さい気がしてしまう。
「・・・はぁ、んっ」
胸の先端を指で転がされ、条件反射のように声が出る。