幼馴染と甘い夏【短編 】
ソフトなキスと深いキスを繰り返しながら、器用にあたしの服を脱がし、
翔ちゃんの手は優しく確かめるように、あたしの身体のラインをなぞっていく。
それは心地よくもあり、物足りなくもあり…。
もっとめちゃくちゃに抱いてくれても構わない。
大事に抱いてくれてるのに、どうしてこんなに切ないんだろう。
翔ちゃんの身体に自分の手を這わせる。
見た目通り、引き締まってゴツゴツした身体。
それを合図にか、翔ちゃんは貪るように深いキスをしたあと、そのまま首筋へ、うなじへと舌を這わせる。
「・・・っあっ。」
体中に甘い痺れがはしり、恥ずかしくて右手の甲で口をおさえる。
「いいよ。もっと聞きたい。アリサが感じてる声。」
「ヤだ。あたしばっかり…。」