幼馴染と甘い夏【短編 】
早く繋がりたくて翔ちゃんの首にしがみ付くと、いたずらっぽく笑って、あたしを抱きしめる翔ちゃん。
「ヤバい。アリサ、気持ち良すぎ…。」
身体の奥深くで繋がっていることで、自分が満たされるようで、なぜか涙が出た。
「でも、悪ぃ、ちょっと余裕ないかも…。」
耳元でそっと、ちょっと苦しそうにも聞こえる翔ちゃんの声。
余裕が無いのは、あたしも同じ。
もっと、もっと、あたしの奥深くまで貫いて…。