幼馴染と甘い夏【短編 】

早く繋がりたくて翔ちゃんの首にしがみ付くと、いたずらっぽく笑って、あたしを抱きしめる翔ちゃん。


「ヤバい。アリサ、気持ち良すぎ…。」


身体の奥深くで繋がっていることで、自分が満たされるようで、なぜか涙が出た。



「でも、悪ぃ、ちょっと余裕ないかも…。」


耳元でそっと、ちょっと苦しそうにも聞こえる翔ちゃんの声。

余裕が無いのは、あたしも同じ。



もっと、もっと、あたしの奥深くまで貫いて…。



< 53 / 78 >

この作品をシェア

pagetop