幼馴染と甘い夏【短編 】
は?
あたし、この人初めて見たし。
新手のナンパ?どこであたしの名前聞いてたわけ?
こわーい!!
「おい、全部それ、口に出てるし。しかも、ナンパじゃねーし。」
は、えっ?!
あら、声もあたし好みのよく通る透明感のある感じ…、じゃなくって!
一体どおゆうことだ??
「やだー、エリ~っ、あれ?・・・どこっ?」
パニクって、愛理に泣きつこうとしたら、愛理がいない。
キョロキョロ周りを探してみると、運転席から降りたと思われる人物が、さっさとその車にあたし達の荷物を乗せている。
おまけに、楽しそうに愛理と話してるし。
「ちょっと!!」
慌てて近寄って声をかける。