幼馴染と甘い夏【短編 】




ただ、自分がとても価値のない人間に思えて、悲しい。

沈む気持ちをコントロールできず、友人に向ける笑顔すら、ちゃんと笑えているのか、分からない。




愛理が持ってきてくれたお茶漬けを口にして、再びベッドへダイブする。

出かける気力なんかなくて、明日からのことも、何も考えたくもなかった。




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