大好き。
「私、大輝ん所行ってくる!」

「え、ちょ、ありさ!?」



走りだしたら止まらない。
好きってこーゆー事でしょう?


「大輝っ!!!」


「え?何ありさ…‥?
帰り道反対じゃ…‥」
かなり驚いている様子だ。
走って来たから息が上がる。
「ハァッハァッ…‥好きなんでしょ?
まだ彼女の事!!」

「…‥そうだけど、もう立ち直れなさそうだわ」

こんな暗い顔の大輝見たくない。笑顔が見たいんだ。
「だったら私が慰めてあげるよ」



そういって
軽く触れるだけの
キスをした─…‥


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