「 好 き 」【短編】



「輝!? どうしてここにっ…」




あたしの言葉を遮り、輝は、龍哉さんの目の前で抱き付いてきた。





「さがしたっ…はぁ……はぁ…」






(息が荒い……。 走ってきたのかな…?)






そんな事を疑問に思いながら、今の状況を見た。





ん……?



ちょっと待って!




今…今、輝に抱きしめられてる!?





しかも今は自分の家の前のバス停で、いつもこの時間帯はお母さんが夕飯のお買い物から帰ってくる時間で………しかも、目の前に輝のお兄ちゃんがいるわけであって……。えっ~と……あれ?←(混乱中...)





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