太陽に恋して
「…ごめんねっ中身は良い人なの。口が悪いだけ」
この人…苦手かもなぁ…
そう呟いていると、予鈴が鳴った。
「あ!始業式始まるじゃん!」
女のコは私の手をとると走りだした。
「…っえ!ちょっ…」
「あたし、米倉 麻由花。こいつは大神 蓮斗小さい頃からの幼なじみなの」
「わっわわわ私、小湊 海李…です」
麻由花ちゃんはクスッと笑った。
「名前も可愛いね、海李とは仲良くなれそう」
胸にじんと何かがあふれた。
「私も…!」
入学早々、友達ができました。