恋愛ゲーム。

甘いプレゼント、気づいた気持ち



…そういえば昨日家でクッキー作って…
それが余っていたよね…

せっかくだから…

私は鞄の中からクッキーの袋を取り出し、
松田くんに差し出した


「…これは?」

松田くんは私の顔を見ながら訊ねた。


「…余り物で悪いんだけど…
クッキーです。よかったら食べて?」


…って、今更だけど松田くんって甘いもの平気なの?
見るからに苦手そうな性格だけど…


「これ、中村の手作り?」


「…うん。一応。」


「…もらっとく。」


もらってくれた…っ!
嬉しい!!


「明日もがんばろうね!」


「あぁ。」
< 115 / 322 >

この作品をシェア

pagetop