恋愛ゲーム。
一通の手紙
私は今、裏庭にいる。
“青山颯人”と名乗る男と一緒に。
「あなた…本当にあの颯人なの?」
「なに?
明日花は信じてないの?」
信じたい…信じたいけど。
「颯人が三次元にいるわけない。」
颯人にはもちろん会いたい。
ここにいる青山くんは確かに颯人に似てる。
でも…信じられない。
「…信じられないならこれ見ろよ。」
そう言って颯人が差し出したのは
一通の手紙。
それはゲームの世界で見た、あの封筒だった。
「…これ…」
私は驚きながらその封筒を開けた--