君が好き

(晃said)

「晃!起きなさい!」
「おぉう。って遅刻ギリギリじゃん!いそがねぇと。」
今日から高校2年生になる。初日から遅刻はまじぃだろ。俺はそう思いながら走った。
学校に着くと芹菜がいた。
なんだ。芹菜も遅刻ギリギリかよ!
芹菜が言った言葉と同じ言葉を言った。
「セーフ」
「えっ?誰?」
相変わらずだな、、。
「相変わらず遅刻ギリギリだな。」
「相変わらずって何よ!」「お前、去年も遅刻ギリギリだったろ。」
「なんでそれを、、。」
芹菜はまじ天然。
「お前が話してきただろ。」
「あれ?そうだっけ?」
まったく芹菜はよく、自分が言ったことを忘れるんだから。
「そうだろ。まったくお前は、天然っていうかバカだな。」
「バカ、バカ言うなっ!1年のときから気になってたんだけど、晃はなんでこんな頭もバカな私がいる高校にしたの?」
「んなもん、お前に関係ねぇ。それより、早く教室行かないとまじで遅刻だぜ!」
そう言って誤魔化した。
俺、赤面してねぇよな。
まったくまじ鈍感だし、、。
俺が急にこの高校にしたのは、お前がいるからだよ!
俺、実は芹菜が好き。だけどあいつは、そんな感情で俺は見てないだろう。
「あっ!やばい!ところで晃は、何組?私、4組だよ。」
「マジ!頭もバカな芹菜と一緒かよ!」
そう言ったけど、実は嬉しかった。中3以来同じクラスじゃなかったからな。
「バカ、バカって人をどれだけバカにすれば気がすむのよ。」
言い過ぎたかな?
教室に着いてから、芹菜は黒板ね席順を見ていた。お願いだから、芹菜の隣がいい!もっと話したい!
「えーっと、、。」
背が小さいのも、俺が芹菜のことを好きな1つでもある。
「お前ちびなくせして後ろから2番目だぞ。」
芹菜を前にすると、どうしてもからかってしまう。
「また晃か。まったくいつまで私をバカにするのやら。晃くん、小学生ですね。」
あ、晃くんって小学生以来に呼ばれてないから、キュンときちゃうじゃねぇか!やめろ!
「んなっ!お前いい加減にしろよ。」
「いい加減にするのはそっちよ!っと隣は誰かなー?バカにする晃じゃなく、優しい人がいいなー。」
芹菜それは、真面目に言ってるのか?芹菜は、俺のこと嫌いなのか、、。
「わりぃな。優しくない俺が隣で。」
初日そうそう失恋か、、?でも、まだ決まったことではないから、俺ポジティブに!って俺何一人で言ってんだ。
席に着くと、前の席は愁だった!
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