君が好き
真実

(芹菜said)

私達の過去のことは、私と晃以外しらない。
しかも、隣の席にその晃、、。まず、晃が過去のことを忘れてるかも知れない。だから、私は何も言わなかった。

私達は、周りから仲いいと言われる。お互い、いじりまくってる。
今も、授業で、、。
「お前、この問題間違えてるぞ。」
そう言いながら、晃の顔が近づいてきた。そんな近くだと、顔赤くなっちゃう。
「おい!芹菜!聞いてんのか?お前最近ボーッとしすぎ。」
「あっ!ごめん!」
「なんかした?」
「ううん。何でもないよ!」
「そっ。で、これ違うってば。」
「どうやるの?」
晃は頭がいい。でも、本当になんでこの高校に入ったんだろ??
「だから、こうやって、、、。」
「あーそうゆうことか!ありがと!」
「お前、ちゃんと勉強してるか?」
「してるよ!そこまでバカじゃないから。」
うそ。本当はしてないけど、とにかく1人になりたかった。
「そうか?バカ天然なくせに!」
「バカ天然!?何それ!?」
バカと天然ってほぼ同じだよね!?
「だから、その言葉の通り、バカで天然なんだよ!“バカ芹菜ちゃん”」
「ガタッ。バカじゃないよ!!」
盛り上がってテンションがあがってしまって、勢いでたってしまった。
「芹菜・晃何話してる!!」
『すいません』
2人で言った。
「お前ら、放課後掃除して帰れ。」
『はい』
「芹菜何立ってんだよ!」
「ごめん。テンションがあがっちゃって、、。」
「おめぇがわりぃんだから、お前だけでやれ。」
「えっ、、!わかった。」
いいチャンスをつかんだかと思ったのに、、。
その時、過去のことを聞こうと思ったのに、、。
「なんて、嘘だよ!お前って信じすぎ!!」
「嘘だったんだ」
「あー!やっぱやめる」
「だめ!やるんだよ!」
なんか私、やりたいみたいな感じになってる!
まあ、いいか。

休み時間になり、由奈と一緒にトイレへ行った。「芹菜ドンマイ」
「うん、、。」
でも、2人きりになれる。「ねぇ、芹菜って晃のこと好きでしょ」
「えっ!そんなことない。」
だめだ。顔が赤くなっちゃってる。私ってバレやすい。
「芹菜顔赤いよ~。本当のこと言いな!私応援するよ」
「う、うん。好き」
うわ~。言っちゃった。全身が熱い!
「やっぱり。じゃあ、わたしも。私ね、愁のこと好きなんだ」
「そうなんだ」
なんか、由奈の赤面初めて見たかも。
そんな話をして教室へ戻ろうと歩いてると、、。
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