初彼~私の小さな王子様~
「……もしかして、また言っちゃってた?」
「うん。ぜーんぶね♪」
………あぁ
もぅ消えてなくなりたいよー!!
「ねぇねぇ?それより…君は誰なの?見かけない顔だけど…」
あぁ!!そっかぁ。私は今日から来た新しい生徒だもんね~
「えっと…私は麻里だよ!!相澤麻里!!今日からここの学校に通うことになった…高1!!」
「ふーん。…これは…面白くなりそう」ポソ
「ん?なんて?」
全然聞こえなかった…
「なんにもないよ♪なら…そろそろ行った方がいいんじゃない?時間やばくない?」
ん?今何時だ?
…………………
「ぅわ──────!!!!」
ヤバいヤバいっ!!
もう8時じゃん!!
「なら私、もう行くね!!ありがとう!!」
私はもう時間のことで頭がいっぱいになってたから、後ろにいる彼の事は見ずにお礼を言ってダッシュした。
後ろにいた彼が…
なんかを呟いていたことなんか知らずに…