プラチナ・ラブ
親父
大翔side

次の日曜日。

俺は早速親父に会いに行くことにした。


電車に乗り、バスに乗り……。


知らない街にたどり着いた。


紙を見て、もう一度住所を確認する。

住所的にはこの辺であってるはずなんだけど……。


親父の名字『加山』と書かれた表札を探す。


ないな……。


「あの、すみません」


近くを通ったおばさんに話しかけた。


「この辺りに加山という家はありますか?」

「あぁ、加山さんね。
加山さんの家なら、この道をまっすぐ行って………」
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