プラチナ・ラブ

タカさんが作ってくれた美味しいご飯を食べながら、タカさんと話をする。

タカさんの話は全部面白かった。

俺の話もちゃんと聞いてくれる。

そして、笑ってくれる。


こんな当たり前のことが俺には新鮮で、すごく嬉しかった。


「そうだ、大翔。
お前、今日は学校休みだろ?」

「そうだけど」

「じゃあ、ウチの会社に来い」

「会社?」

「俺の助手として働くんだからな。
ちょっと見てきた方がいいだろ」


確かに……そうだな。

助手ってまだ何やるかも聞いてないし……。


「タカさん……俺に助手なんて務まんの?」

「大丈夫だって。
心配すんな」


そうは言われても……。

……少し不安だ。

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