プラチナ・ラブ
「浅海様、お話は伺っております。
よろしくお願いします」
崎田さんはものすごくいい人そうだった。
「社長、中原様が応接室でお待ちです」
「あぁ、そうだった。
アイツ呼んでたんだった」
中原様……。
タカさんの客だから、きっとどこかの社長かなんかだろう。
「ちょうどよかった。
大翔、お前も来い」
「え……俺も?」
何で俺まで……。
俺が戸惑っていると、タカさんは笑顔で手招きした。
「いいから。
大翔にも会っていてほしい人なんだ」
俺にも……?
俺は不思議に思いながらもタカさんの後に続いて応接室に入っていった。