プラチナ・ラブ
三者面談
大翔side
「えー、夏休みに入る前に三者面談を行おうと思う。
お前らの進路を決める大事な面談だ。
まだ二年だからって油断するなよ。
今配った紙に保護者から予定のつく日にちを………」
……また来た。
この時期が。
昔から三者面談は嫌いだ。
あと、授業参観も嫌いだった。
少し着飾った他の母親達を見るたびに嫌気が差した。
毎年三者面談は適当にごまかしてやり過ごしてきた。
先生も少しは俺の家庭事情を理解してるらしく、特に何か言われたことはない。
今年も……同じだ。
「花音はいつもやってんの?
三者面談」
いつもの屋上で花音に聞く。
外はもう暑くて、俺達はドア近くの日陰になってるところに座り込んでいた。
「来たことないよ。
行事とかも一度も来たことないし」
「一緒だな」
俺達は二人揃って小さくため息をついた。
「大翔は瀬和さんに来てもらえば?」
「タカさん?
いや……さすがにそこまでは迷惑かけられないっしょ……」
あくまでも俺は居候だからな……。
「えー、夏休みに入る前に三者面談を行おうと思う。
お前らの進路を決める大事な面談だ。
まだ二年だからって油断するなよ。
今配った紙に保護者から予定のつく日にちを………」
……また来た。
この時期が。
昔から三者面談は嫌いだ。
あと、授業参観も嫌いだった。
少し着飾った他の母親達を見るたびに嫌気が差した。
毎年三者面談は適当にごまかしてやり過ごしてきた。
先生も少しは俺の家庭事情を理解してるらしく、特に何か言われたことはない。
今年も……同じだ。
「花音はいつもやってんの?
三者面談」
いつもの屋上で花音に聞く。
外はもう暑くて、俺達はドア近くの日陰になってるところに座り込んでいた。
「来たことないよ。
行事とかも一度も来たことないし」
「一緒だな」
俺達は二人揃って小さくため息をついた。
「大翔は瀬和さんに来てもらえば?」
「タカさん?
いや……さすがにそこまでは迷惑かけられないっしょ……」
あくまでも俺は居候だからな……。