プラチナ・ラブ
翌日。
俺と花音は一緒に学校に行った。
花音と別れて教室に入ると、優人が真っ先に近づいてきた。
「よ、大翔!」
「何だよ」
優人はニヤニヤしながら俺の後をついてきた。
「昨日はどうだったんだよー、花音ちゃんと」
「どうって……別に何にもねぇよ」
あの後は普通に喋って普通に寝た。
特にこれと言って変わったことはない。
「はぁ!?
あんな可愛い子と一晩過ごしたっていうのに、何にもないの!?」
「ない。
……つーか、俺なら安心だとか言ってたのはお前じゃねぇか」
「そうだけど!
いやー……でもビックリ」
優人的には俺と花音の間に何かがあってほしかったらしい。
……バカか。