落書きされた心

 あたしを遊び相手にしないでよ。

 結局また1番じゃないなんて、あんたはあたしをなんだと思ってんの・・・。


「おい、瑠維。」

「!泰雅っ・・なんでここにっ」

「お前に逢いたいからだ、ばーか」

 なにこいつ・・・


 汗かいちゃってさ、息切らしちゃってさ

 ばっかじゃん・・・・・・・・




 なに、喜んでんの、あたし


 なに、泣いてんの、あたし・・


「ばかは、あんたじゃん・・・」





 ギュウッと優しく抱きしめられる。


 この匂い、久しぶりだな・・・



「ごめん、瑠維。

 俺、間違ってたな。

 お前が俺の初カノだったんだよ、お前は知らないけど・・」

「・・・え?」


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