落書きされた心

「あー、順番が間違ってたな。

 俺、瑠維のこと好き。

 だから、付き合って」


 えっ・・なに、このタイミング。

 てか、え?好き?良哉があたしを?


「一目惚れっつか・・なんだろーな?

 あの日から忘れらんねーの、お前のこと」

「・・あたしも、あの日から・・ずっと、

 良哉のこと忘れられなかった。

 ・・・・・・好きだよ、良哉」

 良哉があたしの目を見つめる。

 そして、深いキスを交わす。


「あの男とは、もう・・逢わんで?」

「・・・逢わない、約束する」

 あたし達は手を繋いで良哉の家へと帰った。


 その夜、2人は体も結ばれた。

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