落書きされた心
02
「瑠維ちゃん、これ・・。
泰雅から瑠維ちゃんへの手紙。」
彼がこの世からいなくなって
一週間が経った。
あたしはまだ生きている感じがしない。
何も食べない、何も飲まない、何もしない
「ありがとうございます・・」
「後を追うようなこと、しないでね?」
「え・・・?」
「今の瑠維ちゃん見てると自殺しそうで怖いの」
「・・・・・・何度もしましたよ、未遂ですけど」
「・・・っ手首・・・」
あたしの手首にはたくさんの傷跡があった。
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死ねなかった。