落書きされた心

「瑠維はおるーん?」

「今はいない。なんか疲れるし」

「ふ、瑠維らしーなあ。

 でも、セフレとかなら別ちゃうん?」

「はあ?」

 こいつ もう酔ってんの!?


「瑠維、まつ毛ついとる。ちょ目閉じて?」

「・・・キスするんでしょ。

 もう、その手には乗らないから」

 あたしもそこまで馬鹿じゃないし。

「仕方ねえなあ」

 泰雅が立ち上がり

 あたしに近寄ってくる。

「ちょ、なにっ」

 グイッと髪を引っ張られる。

「んっ・・」

 強引なキス-


「口、開けろや」

 もう、なんでこうなるの?


 あたしの体は素直に"欲しい"って言ってて

 あたしは反射的に口を開けてしまう。


 泰雅の舌があたしの口の中を掻きまわる。


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