落書きされた心
バンッ
と腕が壁に当たる。
泰雅を払おうとした手が壁に当たったらしい
もう、どうすればいいの・・
彼の手はすでに獲物を捕えていて
指を入れようとしていた。
「うーっす。注文はなんでしょーか」
いかにも高校生のチャラいバイト店員が入ってくる。
「へっ?」
呼び出しなんてしたっけ?
「あーもう。カップルのイチャつきとか見たくねーし。
で、注文は?」
「頼んでねーよ。邪魔すんな」
ちょ、泰雅!
呑むと本当口悪くなるよね・・・
「あの、助けっ・・んっ」
助けを求めるけど
泰雅がキスをして口止めをする。