落書きされた心


 お願い、助けて・・



「はあ。ここもクビか。」

 ・・・一人言?

「彼女さん泣いてますよ?」

 ヤンキー座りで

 うちらの横にしゃがむ店員。


「・・・だーかーら、感じて泣いてんだよ。

 邪魔すんなっつうの」


 いやいや、そうじゃないから!

 喋りたいのに

 泰雅の手で口は塞がれるし・・・


「・・・女の気持ち分かれ、粕」

 -!?

「・・・は?てめえ、客に向かって・・うっ」

 泰雅の溝内を殴る店員。

「あーあ、やっちまった。

 さて、逃げます?」

「え?あ、はいっ・・・・」

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