光と闇
「そのあと学校が終わって、家に帰って自分の部屋でテレビを見ようと
電源を付けたんですけど、何も映らなくて…。そしたらまた人影が出てきて、
夢で見たのは本当のことだったんだってわかって、
その人影たちに殺されそうになったところをライトが助けてくれて、
今の俺が存在しているんです。そして気が付いたら俺とライトは、
俺の部屋にいて夢で見たことを話したら、ライトが急に自分が住んでいる
世界に来てくれって。理由を聞いたら、俺はもしかしたら人間じゃないかもしれない
なんて言われて、それで俺は人間だって証明するためにこの世界に来たんです。」
すべてを言い終わった慧はため息を吐き、老師様を見た。
しかし老師様は驚いたような顔をしていた。
(俺もしかして変なこと言った???)
そう思って慧はライトを見た。
けれどライトも老師様の反応を待っているかのような顔をしていて、
声をかけることができなかった。
そして老師様は慧に質問をした。
「慧が見た人影というのは、ブラックブラットのことか?」
「ライトが言っていたのはそんな名前でした。」
「まさか人間界に住む者が見えるとは…。」
「あ、あの何かあるんですか?」
「わしらは今まで人間界に住む者が、ブラックブラットを見たとの
話を一度も聞いたことがないんじゃ。」
「え?」
「だからわしでも慧が人間か人間ではないかとは判断できんのじゃ。」
「そう…ですか。」
「すまんの。なんの力にもなれんで。」
申し訳なさそうに老師様が言ったのに対して慧は明るく、
『話を聞いてくれただけでも俺は、
嬉しかったんで気にしないでください。』と言った。
電源を付けたんですけど、何も映らなくて…。そしたらまた人影が出てきて、
夢で見たのは本当のことだったんだってわかって、
その人影たちに殺されそうになったところをライトが助けてくれて、
今の俺が存在しているんです。そして気が付いたら俺とライトは、
俺の部屋にいて夢で見たことを話したら、ライトが急に自分が住んでいる
世界に来てくれって。理由を聞いたら、俺はもしかしたら人間じゃないかもしれない
なんて言われて、それで俺は人間だって証明するためにこの世界に来たんです。」
すべてを言い終わった慧はため息を吐き、老師様を見た。
しかし老師様は驚いたような顔をしていた。
(俺もしかして変なこと言った???)
そう思って慧はライトを見た。
けれどライトも老師様の反応を待っているかのような顔をしていて、
声をかけることができなかった。
そして老師様は慧に質問をした。
「慧が見た人影というのは、ブラックブラットのことか?」
「ライトが言っていたのはそんな名前でした。」
「まさか人間界に住む者が見えるとは…。」
「あ、あの何かあるんですか?」
「わしらは今まで人間界に住む者が、ブラックブラットを見たとの
話を一度も聞いたことがないんじゃ。」
「え?」
「だからわしでも慧が人間か人間ではないかとは判断できんのじゃ。」
「そう…ですか。」
「すまんの。なんの力にもなれんで。」
申し訳なさそうに老師様が言ったのに対して慧は明るく、
『話を聞いてくれただけでも俺は、
嬉しかったんで気にしないでください。』と言った。