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俺は家へ帰ると、その日は疲れていたのか、いつもより熟睡してしまった。


気がついた時は、正午を過ぎていた。



携帯を見ると何件も春奈から電話が掛かっていた。



その1件に伝言が残っていた。



俺はその伝言を聞いた。



「嘘つき・・・」


俺は寝癖も直さずに公園まで走った。



でも、春奈の姿はあるはずもなく、ただ子連れのお母さんたちでいっぱいだった。



俺は、後悔した。



どうして携帯のアラームをつけておかなかったのか。



俺は、その後春奈のマンションへ行ったが、春奈はいなかった。



でも、その頃春奈も俺のマンションにいたことをあとになって知るのだった。
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