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「ふっ!別にいいけど。でも、まぁよかったよ。あいつに会うことが出来て・・・」
「お前、春奈にここで会ったのか!?」
俺は自分の耳を疑った。この男と春奈がどうして俺のマンションの前で会ったのか理解できなかった。
「1度さぁ、あいつに礼でも言おうと思ってさぁ。ここに来れば会えるんじゃないかと思って。
いざ、来てみれば案の定ここにいたよだから、礼を言ったのさ」
「お前・・・・・」
俺はここでやっと、さっき春奈が泣いていた理由が分かった。
「俺を人気者にしてくれてありがとうって」
その言葉を聞いた瞬間、俺は怒りを抑えることができずに、気がつくとその男を殴ってい
た。
「いってぇ・・・・」
「ふざけんな!もう、春奈の前に顔を見せるな!」
「言われなくてもそうするよ!」
そう言って、男は帰っていった。