If


俺は自分から連絡を途絶えたくせに、街を歩くと自然と春奈の面影を探していた。


自分でも不思議なくらいだった。




今まで、ここまでした女などいなかった。







俺は、何度も春奈のマンションの前まで行ったが、どうしても最初の1歩が出ず、いつも帰ってしまっていた。
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