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春奈は気持ち悪そうにしていた。


しばらくすると、春奈はケロッとした様子で戻ってきた。



「エヘへ・・・なんかあたしの玉ネギ生だったみたい・・・」



春奈はそう言って、苦笑いをしていた。


「マヂかよ!俺の生じゃねぇよなぁ・・」



俺は皿の中に入っていた玉ネギを摘んだ。


「大丈夫だよ!たぶん・・・・」



いつもの俺たちだった。



明日から離れ離れになるような2人ではなかった。



でも、実際は明日でバイバイだった。



だから、俺達は最後の日を幸せな日にしようとした。
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