If


「夢、叶えような!」


俺は春奈の手を握り締めて言った。



「うん」


そして、俺は自分が持っていた春奈のネックレスを差し出した。


「はい、これお前の」


「これ・・・・」



そして、ネックレスにはここに来る前に買った指輪を通していた。


「これ・・・指輪?」



「そう・・・順番逆になったけど・・・結婚しよう」



「貴ちゃん・・・・」





春奈はまた泣いていた。
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