If
「貴ちゃんさぁ、どうしてあたしに優しくしてくれるの?病院に来てくれたり、心配してくれたり・・・」
俺は、春奈のあまりの鈍感さに呆れてしまった。
でも、それと同時にこの時告白するチャンスだと思った。
そして、俺は春奈に言った。
「俺さぁ、春奈は強いと思うんだよね。1人でたくさんのこと抱えてさぁ・・・俺だったら耐えられないもん。でも、ときどき春奈のことが心配になる・・ほっておけないんだ・・俺は、1人の女性として愛田春奈が好きだから!!」
俺は春奈と真正面から向き合って言った。
春奈の目には涙が浮かんでいた。