愛してる、愛してた、バイバイ。
「あぁ、うん。……うん。
…………あ?今?
あ、そうだ‼真耶、優哉に彼女出来たんだぜ‼
中2に発情期が来た優哉…『うるせぇ。お前も発情期2年からだ、ボケ』
そうだろ?!………すげぇ、可愛い子だよ。
あ?俺の一番は真耶だから。
あぁ、それ良いな。
解った。じゃーな」
ブチっと切ると奏汰はニヤニヤしながらこっちを見る。
『……んだよ』
「なぁ、久しぶりに俺の家来ねえ?」
ニヤけっぱなしの奏汰だが、俺は奏汰の妹、罧を思い出した。
…由良も会いたがってたしなぁ…………
『……ん。そのかわり由良連れてく』
「オッケー。あ、來未ちゃんも強制参加ね?」
「え゛…あ、はい」
……濁点が一瞬聞こえた。てか見えた。
「んじゃ、帰りに行こーぜ」
今日かよ。
こうして、ちよっとした奏汰と真耶の陰謀が始まった……