愛してる、愛してた、バイバイ。
「ーーーーーー優哉」
俺の知っている愛しい声が聞こえた。
『…來未』
「誰よぉ、あんたぁ」
リーダー格の前の女が來未に睨みを利かせる。
「ちょっと、私の彼氏に手ェ出さないでよ」
俺の横に来て俺の腕に手を絡める。
來未も負けじと睨みを利かせる。
「ゆぅく、浮気ゎダメなんだぉ」
ギュッと俺の海パンの裾を握って来るのは我が妹。
「子連れ………!?」
流石に由良の登場に動揺を隠しきれていない女共。
「い、行きましょ」
女は颯爽と逃げて行った。