愛してる、愛してた、バイバイ。
「優哉……」
『…起きちまったか?』
「ぅん」
少し寝ぼけた感じの來未が目をこすりながら上半身を起き上がらせた。
ふと、首筋を見て思い出した。
ベッドの横にある机に手探りでアレを見つける。
『……後ろ向いて』
「え……わっ」
後ろを無理矢理向かせ、後ろから付けた。
「……ネックレス?」
『……ペア』
「……意外。センスあるね」
クスクス笑ながら微笑む來未は、俺のあげたネックレスを見つめてる。