愛してる、愛してた、バイバイ。







「すみません………すみません……」


永遠と謝り続ける医者を冷たく見下ろす。



………謝られて來未の未来は約束されんのかよ。





約束……されねぇだろ?












俺は、医者を無視して來未の病室に入った。








「優哉………」



弱々しくそんな声を出す來未。





來未は、沢山の泣きじゃくる看護師にかこまれて居た。







『來未………』





來未は、優しく微笑んだ。




俺は、そっと來未の手を握った。











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