愛してる、愛してた、バイバイ。
“手紙”
いつも通り、家で飯を食って部屋に戻る。
だけど、極力俺にかかわらないようにしていた、
由良が俺の部屋に来た。
「……」
『……何』
俺は、携帯に写った來未を見ながら由良に話しかけた。
由良は、9歳になった。
9歳にしては、大人びてムカつく生意気なやつになった。
「……良い加減にしなよ」
奏汰にも言われたこと。